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蕩けるようなキスをして
第56章 誰でもない
たった数日。
されど数日。
自分にしては長過ぎる時間(とき)を経て、久し振りに間近で彼女と見詰め合う。
陸の胸には、切なさの嵐が吹き荒れる。
そのびっくりした顔が、後はどうか、自分を拒絶するものでありませんように-願いながら、陸は華夜子に問う。
「友達?」
いきなり腕を掴まれたかと思えば、今度は低く尋ねられ。
華夜子は一瞬、なんの事かと戸惑ってしまう。
「知り合い?」
二度目の質問で、ようやく華夜子は悟る。
やがて彼女は、左右に頭(かぶり)を振った。
「…ちがう」
消え入りそうな。
でも、確かな否定を、華夜子は口にした。
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