この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第56章 誰でもない
「違う。全然、知らない人-」
陸から瞳を決して離さずに、華夜子は答えた。
その目は、自分に縋っていた。
その目は、自分を求めていた。
もう絶対、その目を、無視したりなんてしない-。
ほんの僅か口角を上げ、陸は頷いた。
華夜子の腕から手を離し。
その代わりのように、彼女の手を握る-ちょっと前までは、これが普通だった。
当たり前の事を数日振りにしただけで、気恥ずかしかった。
恥ずかしかったが、更に力を籠め、陸は握り締める。
突然現れた人物に華夜子以上に驚き、唖然と佇んでいた『全然知らない人』を一瞥し、陸は告げた。
「俺の女に許可なく近付くんじゃねーよ」





/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ