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蕩けるようなキスをして
第54章 待ち合わせ
『分かった』と言ったくせに。
ちっとも分かっていなかった。
聞いてさえいれば。
それが今の自分と同じ状況を、作ってしまっていたとしても。
少なくとも、後悔はしてなかった。
『聞かなかった』事に対しては、悔いずに済んだ。
一昨日、どうして自分は。
どうして自分はあんなにも、苛立っていたのだろう。
どうして自分はあんなにも、彼女を泣かせなければならなかったのだろう。
そんなくだらない事を、やってる暇があったのなら。
彼女の話を、聞いてあげるべきだった-…。
陸は、もう何度目か知れない溜め息を深く、吐(つ)いた。
イルミネーション輝く、夜の宙(そら)に舞う息は-真っ白だった。
その白さは、刻々と色濃くなっているように思えるのは、果たして気のせいか。
手にしていたスマホで、時間を確認する。
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