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蕩けるようなキスをして
第53章 留以
でも基本、自分を強く押してくるタイプじゃないと思っていたし、こんな風にからかわれるような事も今までなかったのだが-今日の留以は、いつもとちょっと違った。
予想もしない攻撃に、必要以上にたじろいでしまう。
陸が困惑していると、留以が突如、意味深な台詞を吐いた。
「まあ、痴話喧嘩なんて、簡単に片付けられるような問題でもないよね」
「…ルイさん?」
「櫻葉君も相当辛いと思うけど。華夜子も今までかなり、苦しんできたんだよ。それが今年櫻葉君と出逢って、また誰かを好きになる勇気をようやく持てて。少しずつだけど、過去の傷も癒えてきてた…あと、もう一歩って感じかな」
「ルイさん…知って…?」
掠れた声で呟いた後で、馬鹿な事をと思う。
親友だ-彼女の過去を知っていても、ちっともおかしくない。
いつか乃愛にさり気なく尋ねた時は、分からないと言われた。
でも、留以なら-そうも言われてた。
結局その時は、これ以上は深入りしないでおこうと、詮索するのを止めたけれど。
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