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蕩けるようなキスをして
第53章 留以
けど、それも。
ひとことの言い訳もせず、聞いていた。
明日から冬休みに入るって、ほんとなら浮足立つ日に-思ったけど、しょうがない。
どうせ、全然楽しくなんかないし。
イヴの約束も結局立ち消えて。
楽しい事なんか、何も。
自暴自棄になり、乃愛の大声を右から左へと適当に流してた。
本当なら講義なんかさぼって、速攻アパートに引き籠りたいくらいだったのに-見た目に反し、基本真面目な陸にはそれも出来ず。
どうにか今年最後の授業を終え、帰る前に飲み物を買って行こう-思ったところを、留以に呼び止められた。
事情を知らない友人やクラスメート、その辺の名も知らない奴らなら、まだ平気だった。
色々言われれば落ち込み、勿論へこみはしたけれど。
何も知らないくせに-最後は毒づく事で、憂さを晴らしていた。
ひとことの言い訳もせず、聞いていた。
明日から冬休みに入るって、ほんとなら浮足立つ日に-思ったけど、しょうがない。
どうせ、全然楽しくなんかないし。
イヴの約束も結局立ち消えて。
楽しい事なんか、何も。
自暴自棄になり、乃愛の大声を右から左へと適当に流してた。
本当なら講義なんかさぼって、速攻アパートに引き籠りたいくらいだったのに-見た目に反し、基本真面目な陸にはそれも出来ず。
どうにか今年最後の授業を終え、帰る前に飲み物を買って行こう-思ったところを、留以に呼び止められた。
事情を知らない友人やクラスメート、その辺の名も知らない奴らなら、まだ平気だった。
色々言われれば落ち込み、勿論へこみはしたけれど。
何も知らないくせに-最後は毒づく事で、憂さを晴らしていた。

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