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蕩けるようなキスをして
第49章 予感
彼女の答えを待つけれど-応答は、ない。
自分的には、三十秒くらいは待っていた気がするのだけれども。
実際には、ほんの十秒にも満たない、僅かな時間だったかもしれない。
でも。
昼食時のこの混雑した空間の中。
ふたりの間に流れる、なんとも言い難い張り詰めた重々しい沈黙には、耐えられなかった。
少なくとも、自分には。
そして、きっと、彼女にとっても。
だから。
「…なんて。まだ早いよな」
自分自身に言い聞かせるように。
陸は呟き、隣りに座る華夜子に向いた。
「まだ付き合い始めて、何日も経ってないのに。そんないきなり指輪なんか贈られても、重たいよな。ごめん、忘れて」
強張ってなければいいけれど-心の中で願いながら、陸は笑顔を作ってみせる。
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