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蕩けるようなキスをして
第49章 予感
でも。
もしも。
まさかと思うけど。
他に女を作っていて、彼女とは本気じゃない-とか、だったとしたら?
でも遊びなら、尚更、身体の関係(だけ)になるとも思うし。
過去の自分を棚に上げておいて-思うけど。
でも今は、華夜子は大事な友達だ。
その友達を泣かすような真似を、してるのだとしたら-ここにはいない彼に、乃愛が顔を顰(しか)めた時。
「相変わらず、でけー声」
背後から、正に今、とっちめてやろうかと思っていた彼の声がした。
この絶妙なタイミングに感謝し、乃愛は鬼の形相で振り返る。
「この騒がしい食堂の中、離れた場所からでも居場所が分かるって、どんだけだよ?しかも、今日は負けず劣らず、うるさい声がもうひとり…なに!?」
乃愛の凄まじい貌(かお)に、陸は本気で怯える。
「あんた華夜子の事、弄んでるんじゃないでしょうねぇ?」
もしも。
まさかと思うけど。
他に女を作っていて、彼女とは本気じゃない-とか、だったとしたら?
でも遊びなら、尚更、身体の関係(だけ)になるとも思うし。
過去の自分を棚に上げておいて-思うけど。
でも今は、華夜子は大事な友達だ。
その友達を泣かすような真似を、してるのだとしたら-ここにはいない彼に、乃愛が顔を顰(しか)めた時。
「相変わらず、でけー声」
背後から、正に今、とっちめてやろうかと思っていた彼の声がした。
この絶妙なタイミングに感謝し、乃愛は鬼の形相で振り返る。
「この騒がしい食堂の中、離れた場所からでも居場所が分かるって、どんだけだよ?しかも、今日は負けず劣らず、うるさい声がもうひとり…なに!?」
乃愛の凄まじい貌(かお)に、陸は本気で怯える。
「あんた華夜子の事、弄んでるんじゃないでしょうねぇ?」

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