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蕩けるようなキスをして
第48章 束の間の
金色の光の中で笑う彼は、いつも以上に様になっていた。
決して、かっこつけてる訳ではないのに、なんでいつもこんなに決まってるんだろ-改めて、思う。
生まれついての容姿の良さは勿論だが-それだけじゃない、周りの人間を惹き付けて離さない何かが、彼には備わっていた。
独特の雰囲気を纏った彼は、この場所でも相変わらず、擦れ違う女子の注目を浴びていた。
次いで、羨望の眼差しを向けられる、自分。
クリスマス前後のイルミネーションデートは、恋人同士の定番。
今夜も幾つものカップルを見かけたが、その中でもきっと自分は、断トツに幸せな女に思われているんだろうな-そんな事を心の中で思いながら、華夜子は曖昧な微笑を返す。
「何?」
彼女の微妙な感情を読み取った陸は、身体を寄せ、顔を覗き込んでくる。
「なんでもない」
すぐに否定するが、彼には通用しない。
何?-またしても遠慮なくその顔を近付けられ、華夜子は反射的に身体を背後に反らす。
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