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蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
そちらは食堂の方向だった。
入り口には、様々な自販機が幾つも並び-かつての、彼とのここでのやり取りが脳裏に甦る。
彼と初めて逢った、その次の日。
お茶を買おうとしたら、背後から伸びた彼の手がボタンに触れてきた。
ほんの半年程前の事なのに、もっと月日が流れているような-そんな錯覚を覚える。
ひとり思い出に浸っていた華夜子の背が、ふと冷たく、硬いものに押し付けられた。
ひんやりとしたその感触に、現実に戻される。
食堂の入り口から最も離れた所にある、自動販売機。
その自販機と壁際の間に出来た僅かな空間に、いつの間にか連れて来られてた。
壁に背中を付けられ、彼はそんな自分の目の前に立っている。
「…りく?」
なんだか嫌な予感がして、でもまさかと思い、一応訊こうとする。
「ここなら見えない」
-だから、いいだろ。
案の定の台詞を陸に言われ、華夜子は慌てる。
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