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夢のその先…
第24章 夢のその先…

ライスシャワーを浴びて…式場を出ると
朝陽はブーケをどうしようか…迷った
「勿体ないから飛ばさなくて良いよ、ひなちゃん 」
匡哉が言う
「そうそう。飛ばしても拾う人間はいないって!」
若葉が突っ込んだ!
「若葉…お前が持ってく?」
「何でだよ!」
若葉は怒って…今にも匡哉を蹴り上げそうだった
「その性格じゃ…次も…ありそうでしょ?」
若葉は…匡哉の足を…
思いっきり踏みつけた!
「いっ!!!…」
匡哉は若葉の報復に…痛みを食らった
「その乱暴なの直さねぇと隆史さんに捨てられるぞ!」
「捨てられないもん!べーだ!」
本当に…昔 恋人同士だったの?
そう思える二人の会話に…
朝陽は…子供みたい…と驚いた
冷静で何でも出来る姉
頼りがいがあって…
こんな子供みたいな姉は見たことない
隆史も…高嶺の花だと思っていた
何で…自分のような冴えない男と…結婚したのか
不思議になる時が…ある
それほどに…妻は…綺麗でパーフェクトな存在だと思っていた

