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夢のその先…
第24章 夢のその先…

康孝は、匡哉の前に立つと
愛する娘を…
匡哉に渡した
「どうか…幸せにしてやって下さい」
父の…願いだった
「必ず幸せにします」
匡哉の決意だった
康孝から朝陽を…貰い受け
二人して神父の前に…立った
挙式が始まる
神父は二人に愛の確認をする
二人はそれに迷う事なく答え
誓いのキスをした
誓いのキス…
にしては長く
少し初々しさに欠けた…
その誓いのキスに
康孝は和哉の目を隠し
瑞恵は…ため息をついた
若葉は大爆笑で
やりやがったな匡哉!
と、腹を抱え
隆史は我が子を抱いて
妻は…こんな性格だったっけ…と
今更ながらに思った

