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夢のその先…
第21章 接近

康孝とジュースを買いに来た匡哉は
康孝に「朝陽と暮らしているのかい?」
と尋ねられた
「暮らしてません
朝陽がちゃんと納得して僕を受け入れてくれるまでは…
一緒には暮らせません…」
と残念そうに答えた
康孝は「そうか…」と答えた
「朝陽は…他に好きな人なんていないだろ?」
康孝は匡哉に問う
朝陽の暮らしぶりを見ていていれば解る
朝陽の側にちらつく男の影なんて皆無だ
朝陽は今も…匡哉を愛している
康孝はそう思っていた
「……僕は…ひなちゃんを傷付けたから…
信用されないのかも知れません…」
「でも、君は決めたんだろ?
朝陽と和哉の側にいると、決めたんだろ?」
匡哉の顔を見れば…その決意は解る
決意してないのに…康孝や瑞恵の所へ顔を出せるほど…
匡哉は厚顔無恥ではなかった

