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秘密のキスは蜜の味【完結】
第22章 第2部…抱きしめたい

「わかった。テレビ見てるからいいよ!」
ごめんな。なるべく早く終わらせるから……
チュッ……待ってて!
俺はソファの下に座ってパソコンを弄り…葉瑠はクッションを抱えてソファに寝転びテレビを見てる!
カチャカチャカチャ
「テレビうるさい?」
「いや…大丈夫だよ」
葉瑠はもう退屈なんだろ。
チャンネルを頻繁に変えたり、雑誌を見たり…最後には缶チューハイまで飲みだした。
「鏡也君飲む?」
いや俺はいらないよ!
ふ~ん。
カチャカチャカチャ…
「まだ終らないの?」
「あ~もうちょっと…眠かったら先に寝てる?」
ううん、待ってる!カチャカチャカチャ
暫く大人しく飲んでたのに、足りなくなって今度はつまみまで作ってる。
「食べる?」んっ………じゃ少し。
「葉瑠…それ何本目?」
「2本目」
カチャカチャカチャ
はぁちょっと休憩するか……パソコンから眼を離すと!
「あっはる?それ何本目なの?」
さっき2本目って言ったよな……
「えっと分かんない」
ソファの横に3本の缶が転がってる…
それに眼がとろんってしてるし……
葉瑠もう飲んじゃダメ!
「だって暇、もう終わる?」う~んまだ。
「え~」
クスッ…
「おいで」
「いいの?」
いいよ。
葉瑠に手を延ばすと〝邪魔にならない?〟って言いながら嬉しそうに抱きついてきた。
今日の葉瑠は随分と甘えただな、めずらしい!
唇を突きだしキスをせがんできたりする…
その度に仕事は中断するけど…許してやろう!

