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秘密のキスは蜜の味【完結】
第22章 第2部…抱きしめたい

手を繋いでゆっくり夜の町を歩く……
まだまだ町は賑わってて風も気持ちいい。
ウフッ…「ん?なに?」
「なんかね…鏡也君とこうしてんのが嬉しぃなぁって」
うん俺も!
鏡也君の顔を時々見上げるとニッコリ笑ってくれて…信号待ちには肩を抱き寄せられて髪にキスされる…
「クスッ…見られちゃうよ?」
こんなにたくさんの人が信号待ちしてんのに…
まだまだ上には上がいるぞ!
あそこを見てみな。
鏡也君の視線の先にはシャッターの閉まった店の前でカップルが……うわっ…大胆な……
見てるこっちが恥ずかしくなるよ!
見られて興奮する奴らもいるからなって……
「葉瑠…ここではあんなの普通だぞ。いちいち恥ずかしがってたら町を歩けないぞ」
そうなの?
じゃよ~く見て慣れといた方がいいのかな
「クスッ……俺らもやってみる?葉瑠は見られると興奮しちゃうタイプかもよ?」
私の耳元でそんな事を囁いてくる…
え~そんなわけないでしょ~!
「葉瑠は酔うと大胆になるから絶対そうだと思うけどな」
今日は飲まなかったの?
酔ってないね。
うん!今日は幹事だったからお酌して回ったり忙しくて…あまり飲んでる暇が無かったの。
「なんだ残念」
ちょっと鏡也君。
私が酔ってたらあのカップルと同じような事するつもりだったんじゃないでしょうね?
あっバレた?
アハハハ……冗談だよ!
葉瑠のあんなエッロい姿を他の奴に見せるわけないだろ?……シィー。
ちょっと声が大きいよ鏡也君。

