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秘密のキスは蜜の味【完結】
第22章 第2部…抱きしめたい

洋子さんに代わってヒロちゃんが主夫やればいいんじゃね?

子供をおんぶして店やれよ……

「それもいいな」アハハハ

俺、ヒロちゃんのそんな姿見たら泣いちゃうかも!


カランカラン──

「あっ噂をすれば……洋子さんお帰り」
「鏡也君、来てたの?この前はごめんね」

洋子さんが俺を見て申し訳なさそうに謝ってくる…

いや俺はいいから!

葉瑠だって気にしてないから大丈夫なのに

「洋子、鏡也にあの話してやれよ」

「そうね!」

洋子さんの会社はツアーの企画や雑誌の編集なんかをしてんだけど、今回…カップル限定のツアーを特集するらしく…そのモニターを探してるから俺にやらないかって!

洋子さんのお勧めのツアーを体験して意見や感想をレポートに書くだけらしいけど。

「モニターだからタダで行けるのよ。いいでしょう?」

「ふ~ん。。でどこに行くの?」

「あっそれはこれから最終調整するから決まったら連絡するから」
なんだよ。決まってないのかよ!

あっでもね……色々考えててね?って洋子さんが必死にプランやら考えてる企画を説明してくれんだけど……

ま~凄いのは分かるけど、なんで俺なの……

他にいるだろ~、それに仕事が忙しくて休めるか分からないよ!

これは他に裏があるんじゃね~の?

ただのモニターなら行きたい奴いくらでもいるだろ

「あらっわかる?ちょこっとあるけど……私がプランを考えてるんだから、誰でも…って訳にはいかないわよ」

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