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eyes to me~ 私を見て
第58章 歌姫を見守る獣

美名は長い髪を揺らし無邪気な笑みで手を振る。
はまじろうは手を振り返し、扉が閉まるとくるりと後ろを向き楽屋へ向かった。
途中、何人かの スタッフに声をかけられ、頭を下げる。
「はまじろう様」と書かれた紙が貼られた奥の楽屋のドアを開けた。
誰も居ない事を確かめると二重になっている背中のファスナーを下ろしていく。
はまじろうスーツは、通気性が大分改善されて作られている。が、流石に朝から夕方まで頭から布を被った状態は消耗する。
ストンと床にスーツを落とし、汗ばんだスエットを脱ぎ捨てていく。
シャツを袖に通し、スラックスを穿きベルトを通し、鏡を睨むように見ながら、紺のストライプのネクタイを締めた。
乱れた髪を指で軽く整えるとペットボトルの水を一気に飲み干して溜め息を吐く。
はまじろうは手を振り返し、扉が閉まるとくるりと後ろを向き楽屋へ向かった。
途中、何人かの スタッフに声をかけられ、頭を下げる。
「はまじろう様」と書かれた紙が貼られた奥の楽屋のドアを開けた。
誰も居ない事を確かめると二重になっている背中のファスナーを下ろしていく。
はまじろうスーツは、通気性が大分改善されて作られている。が、流石に朝から夕方まで頭から布を被った状態は消耗する。
ストンと床にスーツを落とし、汗ばんだスエットを脱ぎ捨てていく。
シャツを袖に通し、スラックスを穿きベルトを通し、鏡を睨むように見ながら、紺のストライプのネクタイを締めた。
乱れた髪を指で軽く整えるとペットボトルの水を一気に飲み干して溜め息を吐く。

