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eyes to me~ 私を見て
第57章 さよなら、私の②



 真理が美名の慌てる様子に気付き、怪訝な顔で見ている。

「……な、何時?」
『……午後3時13分の便だよ』
「――!わ、わかった!」
『え?分かったって……』

 翔大の言葉を待たずに電話を切り、封筒を握り締めてバッグを掴む。

「私、しょう君に会いに行く」
「なにぃ!?」

 真理が目を丸くした。

「……今でも怖いけど……けど、ちゃんと話して……お別れを言わなきゃ……私の中で……あの事が終わらないの」
「美名……」

 真理は険しい目で美名を見つめる。やがて身体中で溜め息を吐いてから頭を掻き、諦めた様に言った。

「はあ……分かったよ……俺も、翔大の所まで……空港まで一緒に行く」


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