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揺れる恋 めぐる愛
第13章 動揺と安定

「兄さんお久しぶりです。こんにちは」
兄さん?!訳も分からず私は勢いよく首を振って振り向き、
その声の主を必死に目で求めた。そしてその人と目が合った瞬間、
雷に打たれたような衝撃を受け……
「せんぱい?!」
と叫び固まってしまう。
どうして?えっ???でも……
絶対に違う。そう違うはずよ……
目を固く閉じ、何かに耐えるように
両腕で自分をぎゅ~っと強く抱きしめた。
小刻みに震える身体。そのまま私はその場にうずくまってしまった。
「ののか。ののかどうした?」
私の異変に気が付いた彼が、膝をついて抱きしめてきた。
「ののかさん?」
「「大丈夫?」」
バタバタとしてゆうこさんや「兄さん…」と言った男の人の声も
さっきより近くに聞こえるが私はもう何も見たくないし聞きたくなかった。
これってドッペルゲンガー?なの???
訳も分からず気持ちが乱れてる。
耳元では自分の心臓がこれでもかと
狂ったように早鐘を連打して鳴らし続ける。
「母さんやりすぎだよ。何が見えてもお客様の事は詮索しないって
いつも言ってるじゃないか?それなのに……」
「だって大希さんはお客様じゃないもの、
今日は定休日なんだし家族ならこの位は……」
「だからってやりすぎだよ」
兄さん?!訳も分からず私は勢いよく首を振って振り向き、
その声の主を必死に目で求めた。そしてその人と目が合った瞬間、
雷に打たれたような衝撃を受け……
「せんぱい?!」
と叫び固まってしまう。
どうして?えっ???でも……
絶対に違う。そう違うはずよ……
目を固く閉じ、何かに耐えるように
両腕で自分をぎゅ~っと強く抱きしめた。
小刻みに震える身体。そのまま私はその場にうずくまってしまった。
「ののか。ののかどうした?」
私の異変に気が付いた彼が、膝をついて抱きしめてきた。
「ののかさん?」
「「大丈夫?」」
バタバタとしてゆうこさんや「兄さん…」と言った男の人の声も
さっきより近くに聞こえるが私はもう何も見たくないし聞きたくなかった。
これってドッペルゲンガー?なの???
訳も分からず気持ちが乱れてる。
耳元では自分の心臓がこれでもかと
狂ったように早鐘を連打して鳴らし続ける。
「母さんやりすぎだよ。何が見えてもお客様の事は詮索しないって
いつも言ってるじゃないか?それなのに……」
「だって大希さんはお客様じゃないもの、
今日は定休日なんだし家族ならこの位は……」
「だからってやりすぎだよ」

