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それでも大好きなんだーっ!
第5章 大和撫子、豹変⁉︎
ホッ…と、うさこは小さな胸を撫で下ろす。


夏帆が翼に唇を寄せた時…うさこの胸はズキズキと痛んだ。

翼はセフレとはキスをしない。キスはうさこにだけ。

うさこが勝手にそう思っていたのだけど、いつの間にかそれが当然のように思えていて、

(キスは…他の人として欲しくない……)

縋るように翼を見つめていれば、

唇は触れ合う直前に離されて、翼の胸元へと押し当てられた。


(動画を撮りたいって……それを許すから付き合って欲しいって……自分から言ったくせに……)

うさこの目の前で繋がる秘部。

勝ち誇ったような夏帆の視線が、胸の痛みを強くする。


「翼っ…私の中…っ…翼で満たして!あ、ンッ……翼でっ、いっぱいにしてぇっ!」

夏帆の蜜口が、翼の欲情のシンボルに押し拡げられる。

夏帆が上下に腰を動かせば、そこからは卑猥な水音が響き、翼の顔が快楽に歪む。


(いつもなら……コーフンするのに……っ……なんでぇ?胸が、痛いよ……)

ジワリ…うさこの視界が涙でぼんやりとぼやけた。


「翼…っ…キス、して?」

夏帆の言葉に、

(キ、ス…っ⁉︎ )

こんな時に視界が開けたのは、うさこの瞳に溜まった涙が零れ落ちたからだ。


翼の瞳が大きく揺れて…

そして、

「……ん」

翼の唇は、夏帆の耳を食んだ。


ホッ…とまた、うさこは胸を撫で下ろす。


(夏帆さんに攻められるつーくんでコーフンするとか……思ってた、のに……)

さっきまで…

この部屋に来るまでは、本当に興奮していたのに……


「私も、欲しい……」


いつまでも鎮めてもらえない、身体の真ん中の疼き。


うさこの零した言葉に、勝ち誇る夏帆

「うさ……っ、もっと…欲しがって……っ」 

激しく腰を振る夏帆に翻弄される翼の顔。


(他の女の熱に浮かされるつーくんなんて……)

「み、たく…ない……」


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