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それでも大好きなんだーっ!
第5章 大和撫子、豹変⁉︎

ゆっくりと、翼は夏帆の手を振りほどく。
そして、今だ顔を上げられないうさこの頭をそっと抱き寄せた。
「……ごめん、うさ。俺、自分勝手だったよね」
翼の腕の中で、うさこはブンブンと首を横に振る。
小さくありがとうと呟いた翼は、夏帆を振り返った。
「夏帆も…ごめん。俺の身勝手に巻き込んだ」
「私が望んだの!私が翼に抱かれたかったの!謝られる覚えなんかない!」
夏帆だって、子供じゃない。
うさこのように、恋愛初心者でもない。
翼の表情から、その心が伝わってくる。
だからこそもがく……最後の悪足掻きをしたくなる。
「私なら…っ…私なら!翼の一番になるように努力を惜しまない!」
「……っ!」
夏帆の言葉に、うさこは涙に濡れた顔を上げた。
「控えめな性格のままじゃ、翼は手に入らないと思った。だから!勇気を出して…っ…思い切ってイメチェンだってしたのに……っ!」
「夏帆……っごめん」
大和撫子の豹変。
控えめな性格だという夏帆が、ここまで一変するのは勇気のいることだろう。
思わず謝った翼を、夏帆はキッと睨みつけた。
「謝らないでよ!後悔なんかしてない!」
受け身だった今までの恋愛。
初めて、本気で欲しいと思った。
セフレでもいい。それでも、初めて自分の力で手に入れた。
翼との情事は、頑張った夏帆へのご褒美だった。
(それを…否定されたくない)
フイッ…と、夏帆は2人に背を向ける。
無言のまま着衣を直す夏帆の背中に、翼もうさこも掛ける言葉が見つからない。
「翼、絶対後悔するから。私を選ばなかったこと…絶対後悔するから」
豊満な胸。
くびれたウエスト。
高い位置にあるお尻。
見定めるような男たちからの視線だって楽々クリア出来るスタイルの良さ。
舐めるように見られることに、夏帆は快感を覚えてしまっていた。
だから、すぐにでも相手は見つけられる。
うさこにベタ惚れの翼に縋る必要なんかない。
「後から縋り付いて来たって、もう相手はしてあげないんだから」
そして、今だ顔を上げられないうさこの頭をそっと抱き寄せた。
「……ごめん、うさ。俺、自分勝手だったよね」
翼の腕の中で、うさこはブンブンと首を横に振る。
小さくありがとうと呟いた翼は、夏帆を振り返った。
「夏帆も…ごめん。俺の身勝手に巻き込んだ」
「私が望んだの!私が翼に抱かれたかったの!謝られる覚えなんかない!」
夏帆だって、子供じゃない。
うさこのように、恋愛初心者でもない。
翼の表情から、その心が伝わってくる。
だからこそもがく……最後の悪足掻きをしたくなる。
「私なら…っ…私なら!翼の一番になるように努力を惜しまない!」
「……っ!」
夏帆の言葉に、うさこは涙に濡れた顔を上げた。
「控えめな性格のままじゃ、翼は手に入らないと思った。だから!勇気を出して…っ…思い切ってイメチェンだってしたのに……っ!」
「夏帆……っごめん」
大和撫子の豹変。
控えめな性格だという夏帆が、ここまで一変するのは勇気のいることだろう。
思わず謝った翼を、夏帆はキッと睨みつけた。
「謝らないでよ!後悔なんかしてない!」
受け身だった今までの恋愛。
初めて、本気で欲しいと思った。
セフレでもいい。それでも、初めて自分の力で手に入れた。
翼との情事は、頑張った夏帆へのご褒美だった。
(それを…否定されたくない)
フイッ…と、夏帆は2人に背を向ける。
無言のまま着衣を直す夏帆の背中に、翼もうさこも掛ける言葉が見つからない。
「翼、絶対後悔するから。私を選ばなかったこと…絶対後悔するから」
豊満な胸。
くびれたウエスト。
高い位置にあるお尻。
見定めるような男たちからの視線だって楽々クリア出来るスタイルの良さ。
舐めるように見られることに、夏帆は快感を覚えてしまっていた。
だから、すぐにでも相手は見つけられる。
うさこにベタ惚れの翼に縋る必要なんかない。
「後から縋り付いて来たって、もう相手はしてあげないんだから」

