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奴隷家族- 催眠術師の秘密倶楽部 第二部 -
第12章 美優-懐妊

『…あ~…あのモッコリスパッツともお別れね…残念…』
チッと美優は小さく舌打ちする。
「美優?美優?」
コーチの顔をボンヤリ見つめていた美優は名前を呼ばれ我に返る。
「…えっ!?…あっ!はいっ!…」
「どうした?ボーッとして。具合でも悪いのか?」
「…あっ!…いえ…大丈夫です…ただ…コーチがいなくなると寂しいなって思って…」
少し頬を赤らめた美優の言葉がコーチの勇気を奮い起たせた。
「あ、あの、あのな、美優。お、お、お」
裏返った声でオットセイの様に「お」を繰り返すコーチの様子に美優は吹き出した。
「…どうしたんですか?…コーチ?…」
コーチはゴクリと唾を飲み込むと、フ~と息を整えて美憂の眼を見る。
「お、お~、俺と、付き合わないか?」
コーチはやっとの思いで喉の奥に引っ掛かっていた言葉を押し出した。
「…えっ!?…」
コーチの渾身の一球は思いの外、大きな声となり満席の喫茶店に響いた。
「…えぇ~!?…」
コーチの告白を薄々は感じていたが周囲の好奇の視線を感じた美優は大袈裟に驚いたふりをする。
『…この状況では…このリアクションで正解かなぁ?…』
周りからクスクス笑いが聞こえてくる。
「ずっと前から好きだったんだ。美優の事。契約が切れたら美憂に会えなくなると思って。だから、最後に、思い残さないように」
想いを噴出させたコーチは急に恥ずかしくなったのか真っ赤な顔で俯きモジモジと小さくなる。
チッと美優は小さく舌打ちする。
「美優?美優?」
コーチの顔をボンヤリ見つめていた美優は名前を呼ばれ我に返る。
「…えっ!?…あっ!はいっ!…」
「どうした?ボーッとして。具合でも悪いのか?」
「…あっ!…いえ…大丈夫です…ただ…コーチがいなくなると寂しいなって思って…」
少し頬を赤らめた美優の言葉がコーチの勇気を奮い起たせた。
「あ、あの、あのな、美優。お、お、お」
裏返った声でオットセイの様に「お」を繰り返すコーチの様子に美優は吹き出した。
「…どうしたんですか?…コーチ?…」
コーチはゴクリと唾を飲み込むと、フ~と息を整えて美憂の眼を見る。
「お、お~、俺と、付き合わないか?」
コーチはやっとの思いで喉の奥に引っ掛かっていた言葉を押し出した。
「…えっ!?…」
コーチの渾身の一球は思いの外、大きな声となり満席の喫茶店に響いた。
「…えぇ~!?…」
コーチの告白を薄々は感じていたが周囲の好奇の視線を感じた美優は大袈裟に驚いたふりをする。
『…この状況では…このリアクションで正解かなぁ?…』
周りからクスクス笑いが聞こえてくる。
「ずっと前から好きだったんだ。美優の事。契約が切れたら美憂に会えなくなると思って。だから、最後に、思い残さないように」
想いを噴出させたコーチは急に恥ずかしくなったのか真っ赤な顔で俯きモジモジと小さくなる。

