この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生、早く縛って
第33章 歪んだ世界

「ううっ……うっ」
「苦しいだろ? 早く全部飲めよ。ただのカクテルだから……」
その時、沙也加ちゃんの声が一層大きくなった。
「ギャーッ! ヤダッ! 離せっ!」
どうしよう……! 逃げないと……!
沙也加ちゃんも……
「大丈夫、大丈夫、あいつはさっきから同じの飲んでるから……すぐに楽しくなるって」
沙也加ちゃんがまた顔を叩かれているのが見える。何とか……何とかしないと。
でも……これって変なお酒なの……? すぐにクラクラしてきた。
もう飲んだらいけないって思うけど……苦しくてもう限界だ。私はまたそれを飲み込んだ。

