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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第4章 歪んだ日常
「若葉、ここ好きだよな」
先端をつかまれて、びく、とのけぞる。
たった二度交わっただけなのに、しゅーちゃんは俺のポイントをしっかり覚えている。
流されたら駄目だ。
そう思っても、膝から徐々に力が抜けていく。
「うぅ……!」
その時、トイレに人が入ってくる気配がした。
「でさー」
「うひゃひゃ、マジかよー」
二人組のようだ。
背筋が凍りつく。
息を飲む俺の耳元で、しゅーちゃんが密そやかに笑った。
「助けを求めたかったら声だせばいーだろ」
先端をつかまれて、びく、とのけぞる。
たった二度交わっただけなのに、しゅーちゃんは俺のポイントをしっかり覚えている。
流されたら駄目だ。
そう思っても、膝から徐々に力が抜けていく。
「うぅ……!」
その時、トイレに人が入ってくる気配がした。
「でさー」
「うひゃひゃ、マジかよー」
二人組のようだ。
背筋が凍りつく。
息を飲む俺の耳元で、しゅーちゃんが密そやかに笑った。
「助けを求めたかったら声だせばいーだろ」

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