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幼馴染と発情期
第15章 王様と私

次の日の朝。彼に一生懸命頼み込んで、やっとの思いで縄を外してもらった。
「結婚式で誓いが終わったら祭壇で子作りするからな…みんなが見てる前でヤるんだ…興奮するだろ?フフフ」
私は何も言えなかった。
そんな事したくない…
とんでもない人と結婚する事になってしまった。
アラン様ともあの日の突然の別れ以来一切会っていないし…
本当にこのままでいいのかな…
時間は無情にも過ぎてしまい、私は祭壇の上に立っていた。
「…―汝はこの男を生涯何があっても愛し続ける事を誓いますか?」
「…………」
「…どうなさいましたか?」
「コイツの答え決まってるので省いてください。愛し合ってる証拠にここで愛を確かめ合います」
私はその場で無理やり押し倒される。周りは状況が掴めずに唖然としていた。
「嫌ッ…やめてくださいッ」
「嫌だと?知っているのだぞ!お前が城にいた時、王の性欲処理機だったって事…淫乱女め!男なら誰でもいいくせに、そんな薄汚い女を嫁にしてやるっていうのに拒否するのか!?」
「違いますッ…私…そんなっ」
「口ごたえするな!」
その瞬間彼の拳が私に向けて振りかざされた。

