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いつ見きとてか 恋しかるらむ
第2章  『 シフォンケーキ 』


あのラムネの一件から、2日後、祖母といとこの家を訪ねた。


 「あっちゃん、留守番を頼んでもいい?」


祖母の言葉をわたしは理解できなかった。


 「今から、おばあちゃんと一緒に近所の人のお見舞いに行くんだけど、
 おばちゃん、おうちの鍵を春樹に貸しちゃったのね。
 そしたら、春樹そのままバイトに行っちゃって。」


伯母さんの説明で、意味の分かったわたしは


 「うん、わかった。」


と、返事をした。


 「1時間くらいで戻るから。」


この二人の1時間は、たいてい2時間くらいだとこの夏休みでわたしはわかっていた。
2時間、ゲーム三昧だ…と、わたしは嬉しくてたまらなかった。


 「いってらっしゃい。」


二人を見送って、鍵を閉め、わたしは二階へ上がる。



さて、今日こそ、ゲームをするぞ!


と、ゲームソフトに目をやった。


だけど……、わたしは、ベッドの下が気になった。
もしかして、誰かが本を触ったんじゃないか…と、いとこにばれていないだろうか……と。


わたしは、そっとベッドの下に手を入れた。


もし「誰かに」見られたと思ったなら、隠し場所を変えると思ったからだ。


手を大きく動かすと、指先に紙のようなものが当たった。
わたしは、そっと指先で手繰り寄せた。
この間の本だった。


わたしは、本の表紙を凝視した。
畳の上に座っている女性が、浴衣をはだけていた。
胸は見えていた。
赤い縄に縛られて、胸がせりあがっていた。
浴衣の裾はめくれあがり、太ももが見えていた。


わたしは、本をめくってみた。


表紙の女性が、今度は浴衣を脱がされ、全裸で縛られていた。
ページをめくっていくと、
両手を後ろにされ、胸が強調されるような縛りをされているもの。


大きく両足が広げられ、縄によって足が閉じられないようになっているもの。
陰部には、玩具が入れられていた。


柱から吊るされてる女性の口には猿ぐつわがしてあった。


どの写真も、女性の顔は苦しそうだった。
だけど、なぜか苦しそうに見えるけれど、頬を紅潮させ恥ずかしそうにもみえた。



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