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LowとChaosの間…
第15章 皇女:雪香
-天津帝都郊外-
「さあ、食事の用意ができました。みんなを呼んできてね」
夕飯の匂いが立ちこめる修道院の小さな厨房で、温かいスープを皿によそいながら雪香は子供達に笑いかけた。
皇女.雪香は来月で15歳の誕生日を迎える。
彼女が皇女であることを修道院のシスターたちは知っている。
そして、先の戦いで双子の兄が軍使として亡くなっていることも。
皇族の王位継承権争いに参加しないよう、幼い頃から修道院で育ち働いている。
しかしながら、皇子が亡くなってしまった以上、彼女の存在には賛否あるわけだが、宮殿に招き、彼女を交えて今後の皇族の行く末を考えるというわけだ。
現時点では、
彼女を女帝とし、夫に皇帝権ないという姿勢ではあるのだが……
「わぁ、いい匂い」
やがて子供達がテーブルにつき、一同は祈りを捧げていた。
―-!?
(馬の足音?)
雪香は外の馬の足音に気付き、窓から外を覗くと、
白を基調としながらも、青、紺、黒をあしらった立襟の制服に革のブーツ、白い手袋といういでたちの青年がやってきたのだ。
白い馬には一角のツノがあり、王冠でもあれば白馬の王子様である。
だが、彼女は目を細めた。
腰には異国の長剣。
背中には盾を背負っている。
「さあ、食事の用意ができました。みんなを呼んできてね」
夕飯の匂いが立ちこめる修道院の小さな厨房で、温かいスープを皿によそいながら雪香は子供達に笑いかけた。
皇女.雪香は来月で15歳の誕生日を迎える。
彼女が皇女であることを修道院のシスターたちは知っている。
そして、先の戦いで双子の兄が軍使として亡くなっていることも。
皇族の王位継承権争いに参加しないよう、幼い頃から修道院で育ち働いている。
しかしながら、皇子が亡くなってしまった以上、彼女の存在には賛否あるわけだが、宮殿に招き、彼女を交えて今後の皇族の行く末を考えるというわけだ。
現時点では、
彼女を女帝とし、夫に皇帝権ないという姿勢ではあるのだが……
「わぁ、いい匂い」
やがて子供達がテーブルにつき、一同は祈りを捧げていた。
―-!?
(馬の足音?)
雪香は外の馬の足音に気付き、窓から外を覗くと、
白を基調としながらも、青、紺、黒をあしらった立襟の制服に革のブーツ、白い手袋といういでたちの青年がやってきたのだ。
白い馬には一角のツノがあり、王冠でもあれば白馬の王子様である。
だが、彼女は目を細めた。
腰には異国の長剣。
背中には盾を背負っている。

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