この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
LowとChaosの間…
第6章 混血の王子
-*-
数年後、紅生と麒麟は祖父.紅殉(コウジュン)の猛反対を押し切り、祝言をあげた。
「娘が娘なら子も子じゃわ!! 麒麟が男を産んだらワシが育てるぞ」
そう言いながらも、最後は二人の結婚を認めてくれたのだ。
-*-
「麒麟……」
紅生は妻の名を呼ぶと、彼女の体をそっと抱き寄せた。
「紅生……」
紅生の胸に顔を埋め、麒麟は涙を流した。
それから、ゆっくりと顔を上げる。
察した紅生が身をかがめて彼女と唇を重ねた。
「こんなに……幸せでいいのかしら?」
「子供の頃から言ってたじゃないか……キミをお嫁さんにしたいって」
「でも……身分が違いすぎだわ……つい最近まで土をほじっていたのよ」
「俺が愛しているのは、キミの身分や評価じゃない……」
紅生は麒麟を抱き寄せたまま、腰の刀を外し、畳の上に放り投げた。
「侍は嫌いだったな……」
「うぅん、あなたが例え悪の大魔王でも愛してるわ」
麒麟は言葉を切って、紅生の両肩を掴んだ。
そして彼の瞳を見つめる。
不安など消してくれそうな輝きのある瞳。
数年後、紅生と麒麟は祖父.紅殉(コウジュン)の猛反対を押し切り、祝言をあげた。
「娘が娘なら子も子じゃわ!! 麒麟が男を産んだらワシが育てるぞ」
そう言いながらも、最後は二人の結婚を認めてくれたのだ。
-*-
「麒麟……」
紅生は妻の名を呼ぶと、彼女の体をそっと抱き寄せた。
「紅生……」
紅生の胸に顔を埋め、麒麟は涙を流した。
それから、ゆっくりと顔を上げる。
察した紅生が身をかがめて彼女と唇を重ねた。
「こんなに……幸せでいいのかしら?」
「子供の頃から言ってたじゃないか……キミをお嫁さんにしたいって」
「でも……身分が違いすぎだわ……つい最近まで土をほじっていたのよ」
「俺が愛しているのは、キミの身分や評価じゃない……」
紅生は麒麟を抱き寄せたまま、腰の刀を外し、畳の上に放り投げた。
「侍は嫌いだったな……」
「うぅん、あなたが例え悪の大魔王でも愛してるわ」
麒麟は言葉を切って、紅生の両肩を掴んだ。
そして彼の瞳を見つめる。
不安など消してくれそうな輝きのある瞳。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


