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LowとChaosの間…
第6章 混血の王子
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数年後、紅生と麒麟は祖父.紅殉(コウジュン)の猛反対を押し切り、祝言をあげた。

「娘が娘なら子も子じゃわ!! 麒麟が男を産んだらワシが育てるぞ」

そう言いながらも、最後は二人の結婚を認めてくれたのだ。



-*-
「麒麟……」

紅生は妻の名を呼ぶと、彼女の体をそっと抱き寄せた。

「紅生……」

紅生の胸に顔を埋め、麒麟は涙を流した。
それから、ゆっくりと顔を上げる。

察した紅生が身をかがめて彼女と唇を重ねた。

「こんなに……幸せでいいのかしら?」

「子供の頃から言ってたじゃないか……キミをお嫁さんにしたいって」

「でも……身分が違いすぎだわ……つい最近まで土をほじっていたのよ」

「俺が愛しているのは、キミの身分や評価じゃない……」

紅生は麒麟を抱き寄せたまま、腰の刀を外し、畳の上に放り投げた。

「侍は嫌いだったな……」

「うぅん、あなたが例え悪の大魔王でも愛してるわ」

麒麟は言葉を切って、紅生の両肩を掴んだ。
そして彼の瞳を見つめる。
不安など消してくれそうな輝きのある瞳。


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