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LowとChaosの間…
第21章 勇者vs魔王
『こんな三下に!!』
無双正宗の瘴気は虚しく漂う。
「この方を殺してはなりません!」
麒麟は悲痛な面持ちで勇樹の前で両手を広げた。
「どけ!この男は危険だぁ!」
紅蓮も葛藤していた。妻の命の恩人ではあるが、彼に何人もの仲間が殺されているのだ。
このジャスティスを手に入れるだけで大勢の犠牲があった。
紅蓮自身ももう引けないのだ。
そのために魔王を名乗っている。
だが、またもジャスティスに砲弾が直撃する。
主砲ランスが跡形もなく吹き飛び、高々と炎を噴き上げた。
甲板に凄まじい衝撃波が届くほどの爆発だった。
「くそぉ!これ以上、火器を損傷させるな!ゲイボルグを撃ってしまえ!」
紅蓮が叫ぶ。
「しかし、それでは帝都へは届きません!」
魔人も大声で返す。メテオ発射管のチャージが間に合わない。それでも港に展開した砲科隊を薙ぎ払うには十分過ぎた。
「構わん!大筒隊だけでもいいから撃ち殺すんだぁ!」
紅蓮は声を張り上げると倒れるように膝を落とす。それを牙鳥が受け止めた。
「後はまかせろ紅生……」
小さく牙鳥が呟く。
そう、もう親友は間もなく逝く。
麒麟は勇樹を抱きかかえると、
「貴方はお逃げください」
勇樹の腕を肩に回し起き上がらせた。
「……撃たせるものか」
意志の強い言葉も弱々しくなる。
生きているのが不思議なくらいである。
「隼人!」
麒麟が隼人を呼ぶ。
隼人が麒麟のもとへ降り立つ。
「彼を安全な場所へ運んであげて」
「バカを言うなコイツは―-っ」
隼人が麒麟に呼びかけるとともに驚愕する。
麒麟の喉元に妖刀が押し付けられているのだ。
「撃てばこの女を殺す!」
勇樹が麒麟を人質に最後の交渉にでたのだ。
「テメェ……」
隼人は剣を向ける。
勇樹はニヤリと笑みを浮かべる。
「皇女雪香様を連れてこい!」
無双正宗の瘴気は虚しく漂う。
「この方を殺してはなりません!」
麒麟は悲痛な面持ちで勇樹の前で両手を広げた。
「どけ!この男は危険だぁ!」
紅蓮も葛藤していた。妻の命の恩人ではあるが、彼に何人もの仲間が殺されているのだ。
このジャスティスを手に入れるだけで大勢の犠牲があった。
紅蓮自身ももう引けないのだ。
そのために魔王を名乗っている。
だが、またもジャスティスに砲弾が直撃する。
主砲ランスが跡形もなく吹き飛び、高々と炎を噴き上げた。
甲板に凄まじい衝撃波が届くほどの爆発だった。
「くそぉ!これ以上、火器を損傷させるな!ゲイボルグを撃ってしまえ!」
紅蓮が叫ぶ。
「しかし、それでは帝都へは届きません!」
魔人も大声で返す。メテオ発射管のチャージが間に合わない。それでも港に展開した砲科隊を薙ぎ払うには十分過ぎた。
「構わん!大筒隊だけでもいいから撃ち殺すんだぁ!」
紅蓮は声を張り上げると倒れるように膝を落とす。それを牙鳥が受け止めた。
「後はまかせろ紅生……」
小さく牙鳥が呟く。
そう、もう親友は間もなく逝く。
麒麟は勇樹を抱きかかえると、
「貴方はお逃げください」
勇樹の腕を肩に回し起き上がらせた。
「……撃たせるものか」
意志の強い言葉も弱々しくなる。
生きているのが不思議なくらいである。
「隼人!」
麒麟が隼人を呼ぶ。
隼人が麒麟のもとへ降り立つ。
「彼を安全な場所へ運んであげて」
「バカを言うなコイツは―-っ」
隼人が麒麟に呼びかけるとともに驚愕する。
麒麟の喉元に妖刀が押し付けられているのだ。
「撃てばこの女を殺す!」
勇樹が麒麟を人質に最後の交渉にでたのだ。
「テメェ……」
隼人は剣を向ける。
勇樹はニヤリと笑みを浮かべる。
「皇女雪香様を連れてこい!」

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