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イケない秘め事
第27章 妊娠初期
「はい。」

愛美が、診察室に入ってくる。
愛美が、椅子に座る。

「先生?」
「ん~。愛美ちゃんの勝ちかな。じゃ、愛美ちゃんは、看護師さんとお隣の部屋に行ってね。」
「ほんとに?」
「尿検査では、陽性の反応が出てます。中を見ないと、どれ位かはわかりませんが、非常に初期だと思います。」

医師が、隣の部屋に入ってく。

「じゃ、愛美ちゃん?ちょっと痛いけど、我慢してね。」

ングッ…

「もうちょっとだからね。」

ツッ…

「はい。終わり。さっきのお部屋に戻ってね。」

愛美がまた診察室に入ってくる。

「お兄ちゃん、痛かった。」
「頑張ったな。」
「じゃ、愛美ちゃん。そこのベッドに横になってね。」

愛美が、ベッドにお腹を出して、横になる。

「ちょっと冷たいけど、我慢してね。」

ヒャッ…

ゼリーを塗って、エコーで腹の、いや、子宮の様子を見る。

「はい。終わり。お洋服着てね。」

愛美が、椅子に座ると、医師が言った。

「妊娠1ヶ月目ですね。」
「そうですか。」
「ねぇ、お兄ちゃん?妊娠ってなに?」
「愛美のお腹の中に、赤ちゃんがいて、お前はこれからママになるんだ。」
「そうなのっ?!早く会いたいなぁ。」
「まだまだ、先だよ。愛美ちゃん。」

俺は、愛美を連れて、診察室を出る。ある証明書を貰った。これを、母子保健センターみ持っていって、母子手帳を貰う。
俺は、覚悟を決めてる。何があっても、愛美と赤ん坊を守り続けるしかない!ただ、愛美の身体が心配だ。耐えられるだろうか?
俺は、そのまま母子保健センターに車を走らせた。証明書を出し、書類を書いて出した。
暫くすると、受付の人が、

「こちらが、母子手帳になります。おめでとうございます。」

愛美は、ニコニコしている。
俺は、センターを後にし、家に向かう。
最近の愛美の変化が、妊娠だったのか。
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