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◇なななの短編◇
第12章 なぁなぁな2人


エレベーターの中に入ると、突然しゃっくりが出て、うっと智は息を詰まらせた。


止まらない痙攣。


体をびくつかせながら、5階のボタンを押す。



26歳、社会人5年目。


友だちに向いていると思うと言われた理由で決めたコンサル企業。


やりがいもある上に給料もいい。



だから、26にしてはいいマンションに住んでいるのだ。



チャラ…と持っていた鍵が音を立てる。



そしてそれを鍵穴に指そうとして、智は寸前で止まった。



……インターホン、押してみようか。


自分の家であるのに、そんな事を考える。



ビールが重くて、扉を開けるのが面倒なのだ。



だから、応答があって、彼が扉を開けてくれれば楽だし…




応答がなければ、いるのかいないのか気に揉みながら部屋をキョロキョロする必要がなくなる。




人差し指を突き立てた智。



そして、ピンポーンと呼び鈴が鳴り響いた。




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