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◇なななの短編◇
第11章 さっぽろ雪まつり!(B,近甘,ᙠ)


「行くぞ」



「はい」



「転ぶなよ」



「っ…転びません!」



子ども扱いというか、もはやバカにされているような気がしてきた。



確かに、歩道も雪が積もっている、というか雪が押し固められて分厚い氷が張っているような状態になってる。


札幌に着いてから、何度もツルツルと滑っている人を見かけたが…



ふと足下に目をやる。



新しく買った、というか気付いたら用意されてた雪靴。



靴底が滑らないようになっているから、転びたくたって転べない。



「んで、こっからどう行くんだ」



ポケットに手を突っ込みながら、店長が尋ねる。



「あー…っと、地下鉄…に乗ります」


「へぇ」



「それで…えっと、なんて駅だったっけ」




メモした紙を取り出すためにリュックを下ろそうとしたら、店長がそれを阻んだ。



「大通(おおどおり)だろ」



「……え」



「駅」



「……そう…かも」



なにこの人。


分かってるのに聞いたのだろうか。






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