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あんなこと……イケメンとじゃなきゃヤれないっ!!!
第2章  同高の読者モデルのヒロ先輩
(なんて言われて…

のこのこ付いてきちゃったけど…)


高層マンションの一室に一人暮らししている

ヒロ先輩の家のリビングのソファに

所在なさげに座る私。


勢いで、ここまで来ちゃったけど

先輩の家に着いてからは

処女喪失がリアルに迫ってきて

心臓がバクバクして、

飛び出しそうな感じだった。


「美愛ちゃん、コーヒーでいい?」


ヒロ先輩が慣れた仕草でカップを取り出す。


「あっ、私コーヒー飲めないんで…

えっと、お水もらえますか?」


緊張で喉が乾いてカラカラだ。


ヒロ先輩がクスッと笑った。


「図書室ではあんなに大胆だったのに、

ここに来た途端

借りてきた猫みたいに静かになってるね」




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