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第10章 番外編

『園山さん高校でもモテるでしょ！こんな地味メンでいいの〜…って、あ分かった。三島くんのメガネが外れた原因はそれね？！確かに外した方が、イケてるー♪』

『え//えぇっと〜…』

『ははーん…さてはお前、運動部に入ったのもソレが原因だな？！カッコつけやがって〜三島のくせにっ！』

『そ//そんなんじゃ…』


気圧されて言葉に詰まると、二人はさらに勢いづいた。


『でもショックだな〜憧れの園山さんの相手が、まさか三島ってー！』

『そー？でも三島くんはいい人じゃない！アタシは応援するよ〜♡』

『…まぁ、そう言われると反論できねーけどな。人柄なら文句のつけようないし。…園山さん、こいつ堅物でつまんないトコ多いだろーけど、根はいい奴でさ！だから、どーかよろしくな！』


ひとしきり騒ぎ立てた二人が落ち着くも、園山さんは黙って俯いた。表情は見えないが…困り果てているのは明白。その様子に、胸がズキンとした。