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やさしいキスをして?
第10章 番外編

ゴツ…
急にコンクリートに押し倒されて、軽く頭を打つ。
『いたっ…』
『マドカッ…!』
私の反応も耳に入らない位、トオヤマくんはいっぱいいっぱい。血走る目で私を見下ろして、胸の辺りをガン見してる。
『……ねぇ、落ち着いて?』
『ハァハァ…』
『………』
いつも昼食をとるのは中庭か教室なのに、その日に限って体育館裏で食べようだなんて…変だとは思ってた。
『マドカ…好きだ!いいよな?!おれもう我慢できねーよ///』
『………』
だから、予想はしてた。

