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やさしいキスをして?
第10章 番外編


3番目の彼氏はトオヤマくん。部活命!な熱血漢の代わりに…と言ってはなんだが、単純で分かりやすい性格の男の子だった。


『マドカ、お待たせ!』

『ううん。』


野球部だった彼は朝練、放課後練、土日練…と部活漬けの日々を送っていた。だから昼休みが唯一、二人になれる時間だった。


『うめー!マドカの弁当マジうめぇ!おれ幸せ〜』


私がお弁当を作って行く日、トオヤマくんが学食をおごってくれる日、その繰り返しで毎日一緒に過ごしていた。


『ごっそさん。』

『あれ、今日は一段と食べるの早いね?』

『うん、まぁ……実はもういっこ、食いたいもんあるから……//』

『……え?』

『ま…マドカッ!///』



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