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第10章 番外編

『こらぁあぁあぁぁ！！！』


激しいビンタを受けて、トオヤマくんがすっ飛ばされる。


『うわっっ？！？！せん…先生？！！』

『こんの盛りのついた猿がァーーーッ！！』

『ひぃいぃぃーーー！！』


一応保険のために、先生を呼び出しておいて正解だった。コワモテの学年主任に怒鳴られるトオヤマくんを尻目に、私はお弁当箱を回収して とっとと教室へ戻ることにした。


『マッ…マドカ待って…！』

『……明日の学食はなくていいから。お弁当も今日で最後ね。おそまつさまでした。』



───欲求不満の大食い野球バカ。