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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『いやぁ〜お疲れ!』
大満足な表情のゆうひくんが取り仕切る中、駅の改札前で無事お開きとなった。
『んじゃ、おれ達行くわ!マドちゃんのこと頼んだぜ、ミッシー!』
『ああ。』
『また明日な!』
『おやすみ、マドカ!』
あっさり解散したのはいいんだけど…
『三島くん、お家ってどの辺りなの?』
『え…ええっと……園山さんと同じ方向です…』
『…ふうん?じゃあ先に行ってくれる?後ろついて行くから。』
『え、ああの…何番線、でしょうか…?』
『同じ方向なんでしょ?案内しなくても平気よね?それとも、同じ方向のフリしてついて来て、送るつもりだった?』
『え、あ、えええっと…』
『本当はどの辺りなの、お家?』
『あ、あのぅ…』
『私、ハッキリしない男って大っ嫌いよ?』

