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やさしいキスをして?
第10章 番外編

〉〉三島だよん!
岩本に番号聞いちゃった(^o^)
これからよろしくね、マドちゃん♡
『………………』
『どうかした、マドカ?』
スマホ画面を見て固まる私に、あさひが声をかけてくる。
『うわっ…何これ//三島くんって、こんなキャラだった?あははは』
画面を見たあさひは大笑い。まぁ…誰が見ても、これはキャラじゃないと思う。
『…三島くんと居るみたいね?ゆうひくん』
『へ?』
LiNEを見た瞬間は私も目を疑ってビックリしたけど…確かに、三島くんもサッカー部だもん。ゆうひくんが一緒にいる相手が三島くんなら、この文面も納得できる。
『たぶんこれ…ゆうひくんが勝手に打ち込んだんじゃない?』
『えぇ?どこからゆうひが出てきたの??』
あさひは頭を傾げるだけだけど、私には確信があった。だって理由は明白。高校で私のことを“マドちゃん”と呼ぶのは、ゆうひくんしかいないもの。

