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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『ッゴホッ…!ミッシー、それマジぃ!?』
『本当だが…何か問題か?』
学校帰りのファミレス。ついできたばかりのコーラを吹き出しそーになったおれは、テーブルに身を乗りだした。せっっっかくのあさひとの下校デートを棒に振ってまで…おれが野郎と二人、ドリンクバーしているのには深ぁ〜い訳がある!
『ゲフッ…いや!フツーそこは告白だろ?!何のために、わざわざ放課後 呼び出したと思ってんだよ?』
『何のためって…だから、こうして園山さんと友達から始めるためだろう?』
『違う!好きって言うためだっ!』
『時期尚早。物事には相応の順序というものがあるものだ。』
おれが むせながら檄を飛ばしているのは、ミッシーこと三島。同中出身のこいつと仲良くなったのは去年のこと。初めて同じクラスになったことと 同じ部活に入部したという境遇で、今やすっかり打ち解けた仲だ。

