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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『ったく、どんだけマジメだよー…』
ミッシーの性格は大人しくて真面目。中学ではずっと生徒会をやってた、硬派な男だ。クールな見た目に、抜群のリーダーシップ、加えて頭脳明晰。そんなフツーに格好いい奴が想いを寄せる女子が…
『それで、マドちゃんは何て?』
『き、聞いて驚くなよ…?
なんと、おおおOKをもらえたぞ//!』
『…まーそりゃ、断られる方が難しいよな』
『……何?』
…だからマドちゃんなんだよ、ミッシーの想い人。その事実を知ったおれは、二人の恋のキューピッド役をかって出たって訳!今日はおれの作戦どおり、ミッシーが告白をしてくる手筈になってて…その報告を聞く為に集合したというのに。なぜか結果は、おれの思惑の斜め上に浮いちゃってる感じだ。びっくりしすぎて喉が渇くよ…
『ズズー…まぁ、あれだ。ミッシーにしてはマドちゃんに話しかけられただけでも大進歩ってことだな…』
なにせ、ミッシーの片想いは中1にまで遡るらしい!そのくせ今まで一言も話したことなかったなんて…奥手すぎだろっ!

