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やさしいキスをして?
第10章 番外編


『それで?三島くんとお友達になったの?』


駅前のファストフード店。待たせていた あさひと寄り道した私は、フライドポテトをつまんで溜め息をついた。


『だって仕方ないでしょ?友達になってくれ、なんて断りようがないじゃない。』

『あはは…それにしても面白いね?わざわざ放課後に呼び出して友達申請なんて!普通は “付き合ってくれ”だよね?』


あさひの言うとおり、私だってそのていで構えていたのに。あまりにも予想外な展開で…拍子抜けしたのは言うまでもない。


『それよりあさひ、今日はゆうひくんと帰らなくて良かったの?せっかくの水曜なのに』

『あぁ、なんか今日はサッカー部の子と帰るんだって。男同士、ゲーセンとかで遊んでるんじゃない?夕飯はウチで食べる〜♪なんて図々しいLiNEがさっき来てたけどね』




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