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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『でもホント…マドカが機転を利かせてくれたおかげで、先輩の本性とか ゆうひとの仲直りとか…一気に事が進んで…』
『もー!ほんとビックリよ!いくら人目が少ないとはいえ…白昼堂々セクハラしよーとするなんて、大した本性隠してたわよね、鷹野先輩って。』
『そうそ…ん?あれ…マドカ、何でそのこと知って…?』
『危機一髪、ゆうひくんの空き缶シュートが決まって良かったわよ!ザマーミロだわ!』
『いやー!あれはマジ当たって良かったよ!あのままじゃ本当に、あさひのチューが奪われるとこだったもんな?!あの恐ろしい光景だけは…今思い出しても身の毛がよだつ…』
『私もすっごい腹が立ったわ!顔はお綺麗でも、やってることが真っ黒よね!』
『あ、あのぉ〜…マドカ?まさかとは思うけど…もしかしてあの時、公園に…??』
話についてこれない様子のあさひが、間からニョキッと割ってくる。この前の土曜日──あさひと鷹野先輩の公園デートを つきとめた私とゆうひくん。急いで駆けつけた甲斐あって、ゆうひくんがあさひのピンチを救ったんだけど。もちろん私だって…

