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やさしいキスをして?
第10章 番外編


『やっぱりあたし…たとえ会えなくなっても、友達は友達に変わりないと思うよ。だって人と人の出会いは… “いちごいちご” なんだって、うちのおばーちゃんが教えてくれたから。』

『……??
いちごいち…ご?』

『うん!……て、あれ?ちょっと違うかな?いちごえいちご…?いちえいちご…んん〜…ま、まぁいっか!とにかくね! “一生に一度” って意味なんだよ!』


へへっと舌を出してごまかした倉田さんは、今度は私と目を合わせて話を続ける。


『一生に一度…?』

『うん。家族も友達も、そうでない人もみんなみんな。同じ時間は二度と過ごせないものだから。出会った人との時間は大切にしなさい──ってことなんだって。』

『………』

『だからね。無駄な出会いなんて、きっとないんだよ。あたしとマドカちゃんが友達になれたことも、大切な出会いの一つでしょ?』


倉田さんが笑う。
心からの気持ちを表したような、やさしい笑い方。そう…彼女はいつも、誰にでもこんな風に笑う。相手を選んだり、嘘で笑ったりしない。思ったままを口にするし、感じたままを表情に表すだけなんだ…



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