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第10章 番外編

『だけどあの日…私達のせいでマドカちゃんが倒れちゃって…！私達、大変なことをしたって反省したから…本当にごめんなさい！』

『授業を受けれなくさせたことも、ごめんなさい！』

『もうしません！今までごめんなさい！』


涙目の三人はそう言って、後ろ手に持っていた物を差し出してきた。それは筆箱や体操着など…彼女達の持ち物。


『……何、これ？』


『あのね、あさひちゃんに言われたの。もしも自分が同じことをされたら、辛いでしょって。』

『私達、すごく酷いことしてたんだって改めて思ったから…これはその、お返し。今度はマドカちゃんが、私達の物を好きなところに隠してきていいから！』

『これで許してもらえるか分からないけど…私達がしてきたこと、今度はマドカちゃんがしてくれていいから！』


倉田さんが、この子達に注意したっていうの…？