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第10章 番外編

『倒れたんだ、私…』

窓を見ると外は真っ暗。結局、授業を二時間分受けれなかったんだ…

『幸い、インフルエンザではなかったから一安心ね。疲れから来る熱風邪だろうって…しばらくは、安静をとってお休みしますって学校にも連絡を入れたからね。』

しばらくは欠席……
もう授業には相当遅れてしまうな…

『お母さんごめんね、心配かけて…っ痛？！』


起き上がってベッドに座ると、お尻に鈍い痛みが走った。


『あぁ、座るのは少し辛いかしら？あなた、座ってる状態から床に倒れたらしくて、体を強く打ったみたいなの。先生の話によれば、後ろの席の生徒さんが咄嗟に庇ってくれて、頭は打たなかったそうよ。』