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やさしいキスをして?
第10章 番外編


『//と、とにかく……こっちよ。』

『『え?』』

『……家まで送ってくれるんでしょ?私の家はこっち。変な人がいた時の作戦も、分かったから。オトリ役と助けを呼びに行く役、三人で協力すれば大丈夫よね。』

『お…おう!』
『う…うん!』


家まで、ほんの数十メートル。大した距離でもないのに、暗いってだけで…道がいつもと全然違って見える。きっと一人だったら…もっと怖かったかもしれない。


『何かさー…知らない道だと、探検してるみたいで楽しいよな〜?』

『ちょっと、ゆうひ!のん気なこと言ってないで、ちゃんと警戒してよね!』

『何、あさひビビッてんの〜?』

『うっさい!ゆうひこそ、そんな油断してると、コケて溝にでもハマるわよっ!』


そう言う倉田さんの手は、さっきから私の片腕にまとわりついている。夜道が苦手なんて…意外。


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