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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
翌日、スマホからメールチェックをした。


慎二さんからメールが届いていた。


『慎二です。


 ななさん、
 メールはビジネス仕様でなくても結構ですよ。
 PCもメールアドレスも、私専用のものです。


 掲示板、他の方の件、了解しました。


 ななさんは、主従関係を結ぶまでのプロセスをどうお考えでしょうか。
 そこに、ななさんが踏み出せない、最大の理由があると思いませんか?


 ななさんは、自己肯定感が低い……と書かれていましたよね。


 ななさんは、表面的、外見的、世間的な評価を得るために、
 自分の弱さ等(本当はマゾの性癖を隠し持つ自分)を
 高いプライドで隠していると思われるのですが、どうでしょうか?


 外見的な自分と、自分が思う本当の自分に乖離があり、
 常に違和感を感じているのでしょうか?


 多分、こういった会話も、もう軽い調教に入っていると思います。


 ななさんからメールは、私の返信がなくても、連続メールで構いませんよ。


 今日は、16時ぐらいまで、メールはできます。


 大切なことを言い忘れましたね。
 私は、既婚者です。
 私もメールですが、誠実でありたいと思います。


 慎二』


それは、直感だった。


~大切なことを言い忘れましたね。
 私は、既婚者です。
 私もメールですが、誠実でありたいと思います。~


この人かもしれない……と、思ってしまった。


わたしは、メールをくれた人に


お断りのメールを送ることを決めた。


『メールをくださり、ありがとうございます。


 先着順……というわけではありませんが、
 最初にメールをくださった方と、
 お話ししてみようと思います。


 せっかく、メールをくださったのに申し訳ございません。』


わたしなりの誠意をもってメールを送った。


『よい人と巡りあえたのでしょうか?
 残念ですがしかたないですね。』


『とてもきちんとした
 日本語で書かれているメールが
 好みでした。』


上から目線のS様以外からは、返信をいただいた。


後に知ることになるのだが、


S様は、基本的に調教以外では、


紳士的で優しい人が多い……。


わたしは、まだこの頃は


そのことを知らなかったけれど。



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