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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
土曜日だったけれど、


急ぎの仕事があったため、


出勤した。


お昼休みにメールをチェックすると


慎二さんからメールが届いていた。


ランチを早く済ませ、返信する。


『こんにちは。


 > メールはビジネス仕様でなくても結構ですよ
 > PCもメールアドレスも、私専用のものです。


 そうなんですね、よかったです。


 慎二さん、今日はお仕事ですか?
 私は、仕事です。


 >ななさんは、主従関係を結ぶまでのプロセスをどう考えているのでしょうか。


 とても難しい質問ですね…。


 主従関係の解釈が間違っていないとして。
 私は、契約を交わすのは無理だと思っています。


 ご主人様と呼ぶのはできても、自分が奴隷にはなれないからです。


 自分の性格を考えると…、
 ネコ性格なので(気まぐれなくせにかまってもらえないのはイヤ。)
 ネコを飼ってくれている感じが好きだと思います。


 またそれを望んでいると思います。


 奴隷になれないのはなぜか。


 自分を解放するのが、苦手です。
 とても、とても。


 私の中で、彼と別れるキッカケの一つが
 自分を解放できなくて、
 初めて解放できたけれどそこに罪悪感というか軽蔑されたかも…。
 と、悩んだところにあります。


 彼には、伝えてはいないので、
 なにかの機会があれば伝えたいところです。
 伝えられれば…少しは…
 心も体も乗り越えられるかな……と思っているので。


 主従関係のプロセスは、お互いを知ることでしょうか。


 例えば、今、あまり書きたくないことも少し書いていますが、
 そういうことが大切なのかなと思っています。


 相手に知ってもらいたい…です。
 もちろん相手のことも知りたいと思います……。』


主従関係のプロセス……、慎二さんはどんな答えをくれるのだろう。


そして、それは私ができることなのだろうか?


私は、さらにメールを書き綴った。




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