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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう
真純と二人、直に肌を重ねて眠る。それは最高に気持ちが良くて、身体も心も満たされる。
幸せな夢の最中(さなか)から緩やかに意識が浮上したのはどれくらい眠ってからか……

温かく小さいモノが優しく頬に触れている。
「すべすべ」
小さな呟きと共に頬を撫でられた。

……あぁ、真純の指、か

まだハッキリしない意識のまま、ようやく認識する。その手を取って握りたいのに、眠気が勝る。
「ん……」
擽ったくて、思わず声が出た。瞬間離れてしまった指先を残念に思う。
「……ま、すみ」

ね、もっと俺に触って?

真純の方へ寝返りを打ち、目蓋を閉ざしたまま愛しい温もりを探す。指先に触れた小さな手。柔く掴んで引き寄せて、細い指の背に口付けた。ピクンと震え、真純の手が僅かに強張る。

……緊張されてる?

半分寝ながら気付いても、離したくない。
軽く握り直して更に手前に引き寄せた。さして抵抗を示さず、首もとに収まってくれた事に安堵する。
小さくても確かにある温もり。心まで温かくなる。
真純がすぐ側に居る幸せに頬が緩んだ。

やっぱ今日、帰したくねーな……

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