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第26章 睦みあう

「ひぁんっ……だっ、め！」
拓真さんが動く度に弾ける。跳ねる。
「だめ？止める？」
心配そうに動きを止められて
「ぁ、ん」
反(かえ)って苦しくなる。
続けて欲しいと腰が震える。
身体を起こした拓真さんにじっと見下ろされた。
「……止める？続ける？」
少し上がった右の口角。
疼く身体は続きを欲してる。でも、今までにない強い快感に怖い気持ちもあって……
「良いよ。真純の望む方で」
拓真さんが右手で私の頬を包んだ。ふうっと笑顔が柔らかくなる。親指にスイスイと頬を撫でられた。
ゆっくりと降りてきて視線を合わせたまま重なった唇。続けて柔く何度も啄まれ、熱が増していく。
奥が拓真さんを求めて動き出す。
「っは……」
短く吐かれた熱い吐息。ヒクンと応じるナカに拓真さんの眉ねが寄って、その色っぽい表情にドキッとした。
私の頬を撫でていた右手が首の下に回される。そのまま喉を反らされた。
滑り込んで来た熱い舌。歯列の裏をなぞり一気に深まった口付けにゾクゾクする。どうしようもなく、ナカが蠢く。
「んっ、っすみ、締めんな」
低く抑えた声にドキッとする。拓真さんにグイッと腰を引き寄せられた。